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ツーー。
電話が突然切れてしまった。
間違って切ったのか?まあ、よくある話ではある。
電話番号は伝えていなかったので、すぐさまこちらから掛け直した。
「もしもし」
「何?」
「どうされましたか?」
「はあ??」
「はあって!すぐに切るなんて失礼じゃないですか!」
「なんだよ。」
「こちらはまだ話が終わってないんですよ?」
「そうなの?」
「あなたが逆の立場ならどう思われますか?」
「知らねーよ。」
「少なくとも話の途中でいきなり切るというのは、普通ありえませんよね?」
極力冷静に対応しなければ。
こんなところで本気で怒ってはこちらが損だ。支払っていただけるものも、いただけなくなる。
アンガーマネージメントの研修も受けた。
「ではちょっと本題のほうですが、良いでしょうか。」
ツーーー。。
どうやら間違いではなく、わざと切っているのが見え見えだ。
よくある手口だ。
これでなんとか、逃げ切ろうと思っているのだろう。
だがこっちも暇ではない。まだまだリストはたくさん残っている。
今日中になんとか10人から振込んでもらうようにしないと、上司からも責められる。
「お客様の様子を見て、臨機応変に対応しろ!」
上司の口癖だ。
仕方ない。NTTはやめて、今度は警察ということにしてみるか。